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敬老の日にはメガネのプレゼントを


こんにちは、弘邦医院院長の林雅之です。本日のテーマは「敬老の日のプレゼント」です。いまや100歳以上の人が7万人を超え、65歳以上の人口が3588万人と総人口に占める割合が28・4%という超高齢社会の日本では、「敬老の日」の重みは以前に比べれば軽くなった気がします。

 とはいえ、敬老の日は祖父母あるいは老親にプレゼントするという孝行な人も多いことでしょう。ならば、是非、プレゼントして欲しいのはメガネあるいは目の検診です。実は60歳以上の5割が屈折異常を持ち、遠視は60歳以上から急激に増えて20~30%となるなど急速に目が悪くなっていくのです。

 ですから、せっかく作った眼鏡も3年もすれば適正とは言えなくなる可能性があるのです。目の見え方は認知症や転倒による寝た切りにも関係します。ある眼科専門医はつま先から75㎝での視力が、つまずきに大きく関係していると発表しています。

白内障はもちろん、緑内障などの目の疾患の治療はもちろんですが、眼鏡を作り変えるだけで改善できる視力を野放しにしてつまずきによる転倒で寝たきりを防げるとすると安いものではありませんか。また、度の合っていない眼鏡をかけ続けることは認知に影響することもわかっています。

 おいしいものや綺麗な洋服もいいですが、元気で長生きにつながる、目の健康をプレゼントするのも良いと思うのですが、いかがでしょうか?

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